私にとって『折れた竜骨』と『黒牢城』は、同じ根から生じた兄弟作です。 この小説を書けてよかったと、時が経つほどに思います。--米澤穂信 第64回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門受賞 ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナは、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編!
レビュー(134件)
上下巻同時に購入しました。 領主の暗殺を巡って謎解きが繰り広げられます。 登場人物多くサクサク読める感じではなかったですが、先の展開が気になり読む手が止まりませんでした!
漫画にもなっていて両方買いました。今までに無い感じのストーリーが楽しい。登場人物が外国人なので名前がカタカナで、それが苦手な人は読みにくいかもしれません。
おもしろい
古典部からのファンです。優しい文体で読みやすく満足です。
久々に物語っている感じで読んでます。今後の展開が楽しみです。
面白かった
東京創元社の文庫なので、行きつけの書店では多分入手しにくいだろう、と思ってNETで予約注文したけど、発売後はどこの書店でも平積みしてある。それほど単行本で出た時の評判が良かったということか。この作者も有名になったね。もちろん大変面白かった。上官が問題提示編で、下巻が解決編。