小児病棟で勤務しています。 他のスタッフの言動に、「この子はまだ意識があるのに、どうして隣でそんな発言ができるの?」「目の前の子を、人としてみて関わろうとしている?」と思ったことをきっかけに、勉強していたとき、ユマニチュードに辿り着きました。 「人」と関わるすべての職業人が読むべき本だと感じました。 他にもユマニチュードの本がたくさんあり、どれにするか迷いましたが、これで正解!イラストもあって分量も多くなく、とても読みやすいです! 手元に置き、いつでも読み返したい一冊です。,本日無事到着しました。 またよろしくお願いします。,とりわけ認知症患者のケアに多大な効果を発揮してきたユマニチュードについて、その基本的な哲学や、見る・話す・触れる・立つという四つの柱についての具体的な技術、出会いの準備・ケアの準備・知覚の連結・感情の固定・再会の約束という五つの段階に即した相手へのアプローチ技法を解説。各々の技術・技法が単なる経験則というよりも確固たる人間観に裏打ちされていることに驚くとともに、日常業務としてルーチン化したケアは、必ずしも相手を一人の人間として十分には尊重しておらず、ともすれば相手を蔑ろにしがちであることに気づかされる。 細かく項目を立てて分かりやすく説明されているとともに、カラーの挿絵もふんだんに挟み込まれており、とても読みやすい。紹介されている技術・技法はごく基本的なものにとどまり、そこに不満を感じる読者もいるかもしれない。とはいえ、そもそも患者の個別性を念頭に置けば、技術・技法を事細かにマニュアル化することは不可能であろうし、そうしたマニュアル意識はケアをルーチン業務へと堕落させ、患者を一人の人間として尊重する眼差しを喪失させかねない。患者を個人として見つめること、技術の背後にある哲学に立ち返ることが大事なのだろう。,字ばかりでなく、読みやすかったです。 色々初心に戻り考える事が出来、介護職に慣れ始めた頃に是非読んで頂きたいと思いました。,介護の世界に入って半年弱。特養で働いているので、認知症の方が大勢いらっしゃいます。頭では理解していてもなかなか現実それだけではうまくいかないことも多々あり、なにかしらヒントでも得られたらという思いで購入してみました。難しい本だと決め付けて気合を入れて読もうと思っていたものの、開いてみると、いい意味で裏切られました。適度に入ったイラスト。文間、ページの使い方、どれをとってもひとつひとつを納得しながら読み進めることができました。これは介護の仕事をするしない関係なく、これからより高齢化社会に入っていく日本、いや、世界中の皆さんが読んだらいいと思わされる本でした。
レビュー(89件)
「人」と関わるすべての人が読むべき一冊
小児病棟で勤務しています。 他のスタッフの言動に、「この子はまだ意識があるのに、どうして隣でそんな発言ができるの?」「目の前の子を、人としてみて関わろうとしている?」と思ったことをきっかけに、勉強していたとき、ユマニチュードに辿り着きました。 「人」と関わるすべての職業人が読むべき本だと感じました。 他にもユマニチュードの本がたくさんあり、どれにするか迷いましたが、これで正解!イラストもあって分量も多くなく、とても読みやすいです! 手元に置き、いつでも読み返したい一冊です。
本日無事到着しました。 またよろしくお願いします。
とりわけ認知症患者のケアに多大な効果を発揮してきたユマニチュードについて、その基本的な哲学や、見る・話す・触れる・立つという四つの柱についての具体的な技術、出会いの準備・ケアの準備・知覚の連結・感情の固定・再会の約束という五つの段階に即した相手へのアプローチ技法を解説。各々の技術・技法が単なる経験則というよりも確固たる人間観に裏打ちされていることに驚くとともに、日常業務としてルーチン化したケアは、必ずしも相手を一人の人間として十分には尊重しておらず、ともすれば相手を蔑ろにしがちであることに気づかされる。 細かく項目を立てて分かりやすく説明されているとともに、カラーの挿絵もふんだんに挟み込まれており、とても読みやすい。紹介されている技術・技法はごく基本的なものにとどまり、そこに不満を感じる読者もいるかもしれない。とはいえ、そもそも患者の個別性を念頭に置けば、技術・技法を事細かにマニュアル化することは不可能であろうし、そうしたマニュアル意識はケアをルーチン業務へと堕落させ、患者を一人の人間として尊重する眼差しを喪失させかねない。患者を個人として見つめること、技術の背後にある哲学に立ち返ることが大事なのだろう。
字ばかりでなく、読みやすかったです。 色々初心に戻り考える事が出来、介護職に慣れ始めた頃に是非読んで頂きたいと思いました。
思っていた以上に読みやすいです!
介護の世界に入って半年弱。特養で働いているので、認知症の方が大勢いらっしゃいます。頭では理解していてもなかなか現実それだけではうまくいかないことも多々あり、なにかしらヒントでも得られたらという思いで購入してみました。難しい本だと決め付けて気合を入れて読もうと思っていたものの、開いてみると、いい意味で裏切られました。適度に入ったイラスト。文間、ページの使い方、どれをとってもひとつひとつを納得しながら読み進めることができました。これは介護の仕事をするしない関係なく、これからより高齢化社会に入っていく日本、いや、世界中の皆さんが読んだらいいと思わされる本でした。