本書は、2011年に出版されたMurray N.Rothbardの論文集 Economic Controversies (Ludwig von Mises Institute)を和訳したものである。原書は千ページ近くあり、訳書のページ数も同等以上になってしまい、オンデマンド出版のページ数の上限(約800ページ)を超えてしまったため、やむなく上下2巻に分けて出版することにした。分冊するにあたっては、原書に掲載されている51の章立ての並び順は一切変えていない。上巻は「方法論」「オーストリア学派」「財産と公共部門」の3部、全23章で構成されている。元々本書は2007年に別の出版社からLogic Of Actionというダイトルで、2分冊で出版されていたのだが、なぜか4年後にミーゼス研究所が再編集して出版し直している。Economic ControversiesにはLogic Of Actionに掲載された論文のほぼすべてが再掲されている。ロスバードの著書「教育」の原書の著者紹介には、本書について「彼の最も重要な学術論文が集められている」と書かれている。ロスバードのオーストリア経済学の守備範囲を網羅しているのだ。
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