リヒテルは語る
: ユーリー・アリベルトヴィチ・ボリソフ/宮沢淳一
「ショパンのスケルツォ第4番。あれはまだ飛び方を習得していない天使を描いている」-日本との関係も深い20世紀最大のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルが、駆け出しの演出家に語った驚きの言葉のかずかず。音楽作品が描き出す物語、他の芸術分野への連想、著名な人たちの思い出などがいきいきと語られる。プルーストやシェイクスピアを引用し、フェルメールやピカソを評し、フェリーニやクロサワを讃える。天才の想像力が全開する類いまれな一冊。文庫化に際し、「八月を想う貴人」を増補。
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