折口信夫の最後の弟子が後世に残す折口信夫のエッセンス
百年前・千年前に滅びた芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論
「私の研究の立場は、常に発生に傾いてゐる。かうする事が、国文学史や、芸能史の考究には、最適(もっともふさはしい)方法だと考へる」
百年前・千年前に滅びたものが、個々の特殊な形に残ることに着目し、芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論を、本『精選4』では、能・田楽・狂言、舞いと踊り、説教節、歌舞伎論等に加え、小説「身毒丸」にみるものである。
凡 例
翁の発生
能楽に於ける「わき」の意義 「翁の発生」の終篇
信州新野の雪祭り
盆踊りの話
組踊り以前
舞ひと踊りと
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無頼の徒の芸術
日本芸能史序説
古代演劇論
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信太妻の話
餓鬼阿弥蘇生譚
小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)
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役者の一生
江戸歌舞妓の外輪に沿うて
玉手御前の恋
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身毒丸
戦後の折口先生 岡野弘彦
解 題 長谷川政春
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