一般企業への重度精神障害者の就職をどう支援していくか(63)
ソーシャルワーカーが行う継続的・包括的な支援
重症度の高い精神障害者の就労および定着への新たな支援の可能性を探る。
2018年4月より、障害者の雇用率が2.2%になり、精神障害者も算定されることになった。現在、障害者雇用では身体障害者の割合が高いが、障害者の総数からみてこれからは精神障害者の割合が増えていくと思われる。本書では「これから」の重度精神障害者の就職・定着支援の一つのツールとして、米国で開発されたIPSを紹介し、実際の現場における有用性について検証していく。そして日本における新たな支援の可能性を明らかにする。
はじめに
序 章 重度精神障害者への就労支援の必要性
1 障害者雇用の状況と精神障害者の現状
2 本研究における問題提起
3 本研究の結論
第1章 精神障害者の一般企業への就職支援とは
1 文献リサーチ「システマティック・レビュー」とは
2 精神障害者の一般企業への就職支援に関するレビュー
3 Individual Placement and Supportとは
4 我が国におけるIPS型の就労支援に関するレビュー
第2章 精神障害者の就労移行支援の現状と企業側の要因
1 精神障害者の就労移行支援
2 企業側の職場定着
3 精神障害者の就労移行支援の現状と企業側の要因から
第3章 重度精神障害者が一般企業で働くための支援機関
1 就職の支援機関に対する調査研究の目的と背景
2 調査対象と方法
3 支援機関に対する量的調査研究の結果と考察
4 重度精神障害者が一般企業で働くために
第4章 重度精神障害者のIPS支援の適用に関する要因
1 重度精神障害者へのインタビュー調査研究の目的と方法
2 重度精神障害者へのインタビュー調査研究の結果および考察
3 質的分析による事例 - コード・マトリックスと分析結果および考察
4 IPSプログラム原則に関する事例研究(ケーススタディ)と分析結果および考察
5 我が国のIPS支援機関のIPSプログラム8原則の演繹的論証
6 演繹的論証の重度精神障害者のIPS支援の適用に関する要因
第5章 重度精神障害者の就職および定着への工夫
1 IPSプログラム8原則に加わる支援に関する質的研究の目的と方法
2 ケーススタディの事例報告
3 過去からIPS支援機関利用当初の支援の帰納的論証
4 IPS支援機関利用後から調査日までの支援の帰納的論証
5 M-GTAの分析手順および調査研究結果と考察
6 我が国のIPSプログラム8原則に加わる支援の帰納的論証
7 我が国の重度精神障害者の就職および定着支援
終 章 重度精神障害者への包括的な支援の必要性
1 本書の要約
2 我が国におけるIPSプログラムの新たな可能性
3 IPSプログラムの意義
4 重度精神障害者への包括的な支援のために
文献一覧
索 引
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