折口信夫の最後の弟子が後世に残す
折口信夫のエッセンス
いのちの言葉のしらべを追究した短歌の本質論と
迢空短歌にみる心の秘奥
折口信夫にとって「短歌」は、現代文学の一ジャンルではない。古代人との魂のひびきあいの声であり、日本人の伝統生活を現代にみちびく凝縮とよみがえりである。本『精選3』では、いのちの言葉のしらべをダイアローグに復活するために追究した古典短歌、近代短歌の本質論と、歌人・釈迢空の歌だけが持つ力、みずみずしい心の秘奥を短歌実作にみるものである。
凡 例
短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし
女房文学から隠者文学へ 後期王朝文学史
歌の円寂する時
新古今前後(抄)
評価の反省
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『世々の歌びと』追ひ書きにかへて 明治の新派和歌
女流の歌を閉塞したもの
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迢空短歌編
師の家の歌の明け暮れ 岡野弘彦
解題 長谷川政春
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