日本人の死因第一位である悪性新生物のうち,最も多い肺癌のCT画像診断のノウハウを初学者にわかりやすく解説する.早期発見,早期治療が叫ばれる中,肺癌を素早く正確に診断することは「胸部CT検査」の最も重要な役割りの一つである.しかし,得られた肺結節や腫瘤性病変の情報から,正確に肺癌を診断するには豊富な経験と知識を必要とする.本書は,その不足分を補うと同時に読影者独自のテクニック体得への道筋を示すものである.
I 肺腫瘤性病変の診断 1
1.肺区域解剖 5
A 肺の基礎的解剖 5
B 胸部CT画像上での解剖 6
Note 存在部位同定の意義 14
2.肺野型結節および腫瘤 16
A サイズ 16
Note ランダム分布 21
B 境界および辺縁の性状 29
Note 辺縁整の悪性病変 33
C 内部の性状 39
Note 嚢胞性肺疾患 48
D 周囲の変化 51
Note 周囲散布像 53
Note Pancoast腫瘍(Pancoast型肺癌)57
3.肺門部腫瘤 58
A 肺門部肺癌 58
B 扁平上皮癌と小細胞癌 62
C その他の鑑別すべき疾患 65
II 縦隔腫瘤性病変の診断 67
4.縦隔の解剖 69
A 臓器および血管 69
B 縦隔区分 74
5.前縦隔腫瘤 76
A 嚢胞性腫瘤 76
B 充実性腫瘤:胸腺上皮性腫瘍 79
C 充実性腫瘤:胸腺上皮性腫瘍以外 83
Note 胸腺過形成 83
6.中縦隔腫瘤 88
A 嚢胞性腫瘤 88
B 充実性腫瘤 90
7.後縦隔腫瘤 95
A 神経原性腫瘍 95
B その他の疾患 97
III 胸膜・胸壁腫瘤性病変の診断 99
8.胸膜・胸壁の解剖 101
A 胸 膜 101
B 胸 壁 102
C 胸膜外徴候 103
9.胸膜結節および腫瘤性病変 105
A 胸膜播種/転移 105
B 胸膜中皮腫 107
Note 胸膜プラーク 108
C 稀な胸膜結節および腫瘤性病変 109
10.胸壁結節および腫瘤性病変 111
A 骨由来の病変 111
B 軟部組織由来の病変 115
索 引 117
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