別冊医学のあゆみ ARDSの治療戦略ーー個別化診療への道筋 2024年[雑誌]
新型コロナウイルスとの闘いで得られたARDS治療に関する最先端の知識を日本のトップランナーたちが解説!
●新型コロナウイルスとの闘いのなかで、われわれは急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の管理や治療に関する多くの知識を習得することができた。
●成人のARDS診療においてはECMO以上に用いられる頻度が少なかったかもしれない腹臥位や、同じ大きな換気量なら強制換気より自発呼吸のほうが肺水腫は悪化することなどを、呼吸器の専門家だけでなく一般の臨床医が当たり前の知識として吸収し、臨床に活かすようになった。
●本特集では、こうして得られたARDSに関する最先端の知識を提供できる日本のトップランナーたちに執筆していただく。読者の皆様にとって、ポストコロナ時代のARDSの治療戦略の一助になることを願ってやまない。
【目次】
総論・メカニズム
1.ARDSの歴史と定義
2.ARDSの疫学
3.ARDSの生物学的病態機序─個別化治療に向けて
4.CT─病態の理解〜予後予測まで
5.ARDSの診断をどう進めるか
肺傷害のメカニズムと人工呼吸管理
【現在の診療ガイドラインおよびその根拠となる呼吸生理学とエビデンス】
6.「ARDS診療ガイドライン2021」解説
7.Stress、Strainと肺保護換気
8.PEEPとRecruitability
9.ARDSの不均一な換気分布と重力の関係─腹臥位療法、肺リクルートメント、CNAP
10.ECMO
【今後の診療ガイドラインに影響を及ぼす可能性のある呼吸生理学とエビデンス】
11.メカニカルパワー
12.横隔膜機能不全と横隔膜保護換気
13.ARDSで生じる気道閉塞(airway closure)とは?─肺胞だけではなく気道を意識した管理の必要性
14.EITで評価する不均一換気
その他の治療
15.ARDSに対する間葉系幹細胞治療
16.Precision medicineと薬剤治療
17.ARDSと右心機能
社会復帰・その他
18.ARDSとアウトカム
19.ARDS患者のリハビリテーション
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