盆に隠れ鬼をしてはいけないーー。それが山深い寒村に佇む旧家・蒼具家の掟。広告代理店勤務の高沢春菜は移築工事の下見ため訪れた屋敷の蔵で、人間の血液で「鬼」という文字が大書された土戸を発見する。調査の過程で明らかになるのは、一族で頻発する不審死。春菜を襲いはじめた災厄を祓うため、春奈は「因縁切り」を専門とする曳き家・仙龍に「鬼の蔵」の調査を依頼する。
『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、哀しい怪異譚ーー。
山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。
広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。
調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。
春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。
プロローグ
其の一 国の重要文化財 蒼具家土戸
其の二 因縁切り物件専門業者
其の三 陰の曳き屋師 隠温羅流
其の四 ハラミノ火と夜参り講
其の五 オクラサマ
エピローグ
レビュー(57件)
駄作!!
個人的には内藤さんのファンで、内藤さんの本は全て読破しました。さて、この「よろず建物因縁帳」はシリーズ物のようですが、楽しみにしていたのに、まったくもって面白くなかった。このシリーズ物、全て一度に買わなくて良かった。被害額が少額でホッとした。
たいへんよい
何気なく書店で3巻を購入し、どはまりしました。 伝奇小説の中でもかなりグロイ描写がある方かと思いますが、それでいて悲しさや透明な風景を感じます。 筆者が、登場人物をある程度突き放して、適度の距離感を保っている点もとてもよいです。 非常に個性的なキャラ群ながら、物語がそれをも上回る迫力を持って語りかけてきます。
面白かった。 ホラー要素のあるミステリー小説が大好きなのですが、こちらはその逆。 ミステリー要素のあるホラー小説ですね。 でも面白かったです。 特に村の古い因習などが絡む内容が好きなので、その点でも高評価です。 ただグロいのが大の苦手なのですが、この作品はちょっとグロ要素があり…でもまあ、まだ我慢して読めるレベルでした。 怖れられる怪異の正体、真実がとても悲しく、それがこのシリーズの共通点とも言えますね。 このシリーズの中では、個人的に一番面白かったです。
シリーズの第一作目の内容にふさわしく、最後までよく練られたストーリーでした。次も読みたくなります。
面白すぎ!
藤堂比奈子シリーズでこの作家さんを知りました。 この本が発売された時、タイトルを見て、購入しようかどうしようか、すごく迷いました。難しそうですし、先入観で江戸時代とかの歴史ものかな・・・と。 続編が発売され、せっかくだから・・と購入してみました。 読み始めて、プロローグがやっぱり難しく感じ、「失敗しちゃったかな・・」と思ったですが、主人公が登場してからは現代ものとわかり、物語の展開も面白く、続きがどんどん気になります。 病院などの待ち時間の時間潰しのつもりで購入したのに、気付いたら、あっという間に読み続け、一日で読んでしまいました。 読んでいると、プロローグの内容もきちんとわかります。 続編もさっそく購入しました。 シリーズものみたいなので、楽しみにしています。