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全ての終わりはーーまだ始まったばかりだ。 「戯言シリーズ」最終章! 始まりがあれば終わりがある、それは確かに真理ではあるのだろうが、しかしとは言え、終わりがあるから始まりもあったはずだなどと考えるのはあまりに短絡的だ。どころか事実はまるで逆で、大抵の事象は始まる前から既に終了し切っていて、開かれずともお開きだ。真理をあえて真理として語らず、事実をあえて事実として語らず、黙することの美徳を誰よりも心得ている誠実な正直者、つまりこのぼくは、9月、ある階段を昇ることになる。《十三階段》。それは奇野頼知(きのらいち)であり、またノイズであり、あるいは絵本園樹(えもとそのき)であり、そして澪標高海(みおつくしたかみ)と澪標深空(みおつくしみそら)だった。だが、その階段を昇った先でぼくを待ち構えている終わりの終わりは、あまりに荒唐無稽で、あまりに懐かしくーー戯言シリーズ第6弾 第一幕 休息の傷跡 第二幕 密談 第三幕 思い出の回復 第四幕 十三階段 第五幕 人肌のぬくもり 第六幕 検索と置換 第七幕 宣戦布告 第八幕 医者の憂鬱 第九幕 続かない終わり
レビュー(47件)
中身は文句なし
ちょっと残念なことがひとつあります。それはカバーのイラストです。新書版に比べると格調がドーンと下がっちゃうのが残念。
はじめての購入で大満足
娘に頼まれ購入しましたが、すぐに到着したので近くの本屋さんへ行くより、便利です。
状態もよくいい買い物でした ありがとうございました
西尾維新の「ぼく」シリーズ最終章
これまでの作品の総まとめのような一冊。 もちろん西尾維新が初めての方も、これから始めてみるのもOK。単行本より字が大きいです^^