ふとしたきっかけから怪しいヒーラーの世界に触れた若き臨床心理士は、「心の治療とは何か」を問うために、彼らの話を聴き、実際に治療を受けて回る。次から次へと現れる不思議な治療! そしてなんと自身の人生も苦境に陥る……。それでも好奇心は怪しい世界の深奥へと著者を誘っていく。武器はユーモアと医療人類学。冒険の果てに見出された心の治療の本性とはなんだったのか。「心が病むってどういうことか?」「心の治療者とは何者か」そして「心が癒やされるとはどういうことか?」底抜けに楽しく、そしてほろりとくるアカデコミカル・ノンフィクション!
プロローグ:ミルミルイッテンシューチュー、6番目のオバア
1章 授賞式は肩身が狭い
--「野の医者の医療人類学」を説明しておこう
2章 魔女と出会って、デトックス
--傷ついた治療者たち
3章 なぜ、沖縄には野の医者が多いのか
--ブリコラージュするマブイ
4章 野の医者は語る、語りすぎる
--説得する治療者たち
5章 スピダーリ
--ちゃあみいさんのミラクルな日常
6章 マスターセラピストを追いかけて
--潜在意識と神について
7章 研究ってなんのためにある?
--学問という文化
8章 臨床心理士、マインドブロックバスターになる
--心の治療は時代の子
9章 野の医者は笑う
--心の治療とは何か?
エピローグ:ミラクルストーリーは終わらない
レビュー(52件)
友人のオススメで購入させていただきました。まだ、少ししか読んでいませんが、読みやすく面白そうです。最近カウンセラーの資格をとるために勉強しているので参考にしたいです。
おもしろく勉強になる
飄々とした、とても読みやすい文体で、最後まで一気に読めました。 しかし内容は深く、現在の科学技術を絶対視せず、いろいろな角度から同じものに向き合っているのだ、という考え方がわかりやすいです。 (最終章近くで、臨床心理に救われた患者さんに・・・というところが、それまでの流れと逆らうようで少し引っかかりましたが) 「ソマリランド」の高野さんの文章をお手本にした、という対談記事を読みましたが、さらに東畑さんの方がくだけている気がします。 勉強になりました。