加害者家族
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平成２０年の犯罪件数は２５３万３３５１件。被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。
レビュー(111件)
加害者家族の様々な事例がとても読み応えありました。
私は交通事故の被害者側の遺族となった経験があります。 あまりに突然のことでした。 つまり、特に交通事故の加害者側の家族にいつなってもおかしくはないということです。 こちらの本を読んで改めてその可能性の恐ろしさを感じました。 それと・・・冤罪がこの世からなくなることを強く願います。
興味本位
イマイチです。その先が知りたい・・・のに終ってます。あ、そんな事件も有ったな、程度に読むにはいいでしょう。
必見！
犯罪被害者を取材した作品はいくつかあるが、犯罪加害者の家族のドキュメンタリーは数少ない。全国の幾多の犯罪を加害者家族から見た作品。交通事故等はいつ自分も加害者になるか分からない。そんなときの家族の心情。こんな思いをみんなが分かっていればもう少し犯罪は減少するのではと思わせる作品に仕上がっている。是非、刑務所や少年院で、そして学校（中学～高校）で読んでほしい。
犯罪者の家族も犯罪者？
とてもショッキングなルポでした。この本を読み、加害者でなく加害者の肉親の苦悩も判りました。