生理心理学、人工知能、イギリス史、美学美術史、ドイツ文学などの諸分野を横断し「予測と創発」をめぐり思考する11の刺激的論考。
はじめに
第1部 潜伏と共鳴
第1章 記憶が出現するときーーフロイトの「心理学草案」の今日(中村靖子)
第2部 規範と感情
第2章 因果応報と運命ーー予測が無意味な世界における行為の規範(岩崎陽一)
第3章 フォンターネの『セシールの秋』における観察・推測・感情ーー現実構成を導く基礎的情動状態(H・M・シュラルプ)
第4章 尋問、モラル・エコノミー、罰の不公平な配分ーディディエ・ファッサンによる国家の抑圧装置に関する研究を手がかりに(平田周)
第3部 交差する時間
第5章 予期と驚きーヴァレリーの考察と詩作ー(鳥山定嗣)
第6章 失われた芸術作品の再構築ーークルト・シュヴィッタース《メルツバウ》をめぐって(池野絢子)
第7章 予測ー過去からの逆襲(大平徹)
第4部 感情の動態
第8章 新種発見の感情史ー「鳥学共同体」における名誉と栄誉(伊東剛史)
第9章 「前衛美術と感染のアナロジーー発見装置としての「モデル」の機能」(松井裕美)
第10章 私を理解し表現する人工知能(山本哲也)
第5部 モデルと創発
第11章 予測により創発される心性(大平英樹)
あとがき
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