深刻な精神科患者をケアする医療関係者は、患者の精神病的な側面に巻き込まれ押しつぶされかねない。本書では、現場が深刻に悩まされる重篤な症状を持つ様々なケースを挙げ、患者の心の精神病的な部分と非・精神病的な部分の動きを精神分析的視点から理解することで、多職種がチームとして支え合い、事態を好転させるための、具体的な考え方と対応が示されている。ハードな現場でチームを組んで支援にあたる、すべての援助職の方に。
原書名:Making Room for Madness in Mental Health: The Psychoanalytic Understanding of Psychotic Communication
序 論
第1章 実践的な理論
第2章 精神保健現場における精神分析的スーパービジョン
第3章 気が狂いそうにさせられてーー境界例の理解へ
第4章 窮地に追い込まれて
ーー反社会性パーソナリティ障害の患者の精神分析的な理解
第5章 精神病的な波長に周波数を合わせる
第6章 精神病的な患者の管理およびケアにおける精神分析的アセスメントの役割
第7章 意図的な自傷
ーー「死ぬのは問題ないのです,我慢ならないのは生きていることで」
第8章 拒食症ーー内なる無言の暗殺者
第9章 ヒステリーーー心理的問題の性愛的解決策
結 び
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