イスラーム信仰は日々の礼拝と喜捨、断食、巡礼、そして聖職者を介さないアッラーとの直接の交わりによって支えられている。アッラーには99の美称がある。99は無限を意味し、アッラーが無限であることを象徴している。著者はこれらの呼称についてクルアーンや預言者集により一つずつ丁寧に解説し、アッラーの真実に迫る。信仰者はそれらの美称に接し、自らにとって最もリアリティーのあるアッラーへの理解を通して、より深く信仰の道を歩む。彼らがアッラーに護られ、支えられ、勇気づけられ、誤った道に迷い込まずに真の安寧と幸せに至る信仰の意義が明らかにされる。イスラーム社会について多くの情報が伝えられるが、人々の内面のあり様は必ずしも知られず、日本人の宗教に対する無関心がその事態をさらに深めている。本書はイスラーム信仰を理解する格好の入門書となろう。
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