「僕は貴族の生まれです。下僕には身を落とせません」──スペイン山中で族長がアルフォンソたちに明かす波瀾の半生。シドニア公爵夫人の秘密、厄介者ブスケロスの騒動、神に見棄てられた男の悲劇など、物語は次なる物語を生み、時に語り手も替えつつ、六十一日間続く。ポーランドの鬼才ポトツキが残した幻の長篇、初の全訳。(全三冊)
主要登場人物
上巻のあらすじ
第三デカメロン
第二十一日
ジプシーの族長の物語のつづき
メディナ・シドニア公爵夫人の物語
第二十二日
ジプシーの族長の物語のつづき
バル・フロリダ侯爵の物語
第二十三日
ジプシーの族長の物語のつづき
シドニア公爵夫人の物語のつづき
第二十四日
ジプシーの族長の物語のつづき
シドニア公爵夫人の物語のつづき
エルモシト・ヒロンの物語
第二十五日
ジプシーの族長の物語のつづき
第二十六日
ジプシーの族長の物語のつづき
ロペ・ソアレスの物語
ソアレス一族の物語
第二十七日
ジプシーの族長の物語のつづき
ロペ・ソアレスの物語のつづき
第二十八日
ロペ・ソアレスの物語のつづき
ドン・ロケ・ブスケロスの物語
ドン・ロケ・ブスケロスの物語のつづき
フラスケタ・サレロの物語
第二十九日
ジプシーの族長の物語のつづき
ロペ・ソアレスの物語のつづき
第三十日
ジプシーの族長の物語のつづき
第四デカメロン
第三十一日
ジプシーの族長の物語のつづき
フラスケタ・サレロの物語
第三十二日
ジプシーの族長の物語のつづき
カブロネス氏の物語
神に見棄てられた者の父、ディエゴ・エルバスの物語
第三十三日
神に見棄てられた巡礼者である息子の語る、ディエゴ・エルバスの物語のつづき
第三十四日
神に見棄てられた巡礼者である息子の語る、ディエゴ・エルバスの物語のつづき
第三十五日
ブラス・エルバス、または神に見棄てられた巡礼者の物語
第三十六日
神に見棄てられた巡礼者の物語のつづき
第三十七日
神に見棄てられた巡礼者、エルバスの物語のつづき
トラルバ騎士分団長の物語
神に見棄てられた巡礼者の物語のつづき
第三十八日
ジプシーの族長の物語のつづき
第三十九日
ジプシーの族長の物語のつづき
第四十日
ジプシーの族長の物語のつづき
訳注
地図
訳者解説2〔『サラゴサ手稿』の来歴〕
レビュー(9件)
話しは佳境に入ってきた。無神論者エルバスの恐ろしくも忘れがたい物語は面白い。上巻の感想でも言ったが、怪奇幻想と官能は表裏一体である。 「新たな悦楽が私たちの日々を満たした」という一行にも満たない表現では先に進めない。怪奇な部分がたなざらしだ。いまいち、盛り上がりがない。デカメロンなのかなあ。