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世の中には統計が氾濫している。「平均」とか「相関関係」とか言って数字やグラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのだ。統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を知ることが必要だ! だまされないためには、だます方法を知ることだ! かの有名な英国の政治家ディズレーリは言ったーーウソには3種類ある。ウソ、みえすいたウソ、そして統計だーーと。確かに私たちが見たり聞いたり読んだりするものに統計が氾濫しているし、「平均」とか「相関関係」とか「トレンド」とか言って数字を見せられ、グラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのである。私たちにとって、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を本書によって知ることが必要なのである! 1 かたよりはサンプルにつき物 2 “平均”でだます法 3 小さい数字はないも同然 4 大山鳴動ネズミ1匹 5 びっくりグラフ 6 絵グラフの効用 7 こじつけた数字 8 因果はめぐる 9 統計操縦法 10 統計のウソを見破る5つのカギ
レビュー(117件)
大学生になる息子に
4月から大学生になる息子が、大学から春休みの課題図書として指定された中から選んだ一冊です。 ちょっと難しかったようで、一度読んでもまた前のページに戻って確認することが何度もあったとか。 苦労したことが、これからの勉強に役立つことを願っています。
とても便利で機能性が高いのでリピートしました
統計、特にグラフには危険がいっぱい
学生時代に恩師から進められて読んだものを子供に。 かなり古い本なので「あるかな?」と探したら、読み継がれてたんですね~ 特にグラフの使い方でイメージを変えることが出来てしまう、ダマされてることが多いことに気付く。しかも、意図的でない場合も多くあると思われ、結果的に自分が自分を騙してしまう(錯覚してしまう)ことがあることを知り、それ以降、グラフ使用には非常に気を付けるようになった。縦軸・横軸をちょっと引き延ばすだけで変化の「ある」「ない」の印象が変わってしまう。よくテレビで見る縦軸の中間を省略したグラフは変化のある部分を切り取っているので、本当に変化があるのかどうかは十分気を付けて見ないと誤った認識を刷り込まれてしまう。 そういったことを気づかせてくらた本。 恩師もこれを伝えるために勧めてくれた。 なので、子供にも、と。
まだ読破していません。ななめ読みです。物事の見方自体を考えます。是非一読を。
まだ読み込めていませんが話題のおすすめに楽しみです!