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他人の眼が気になってしかたがない。つい心にもないお世辞を言って後悔する。弱音を吐くことに罪悪感を感じる……あなたを苦しめる感情の「正体」は、心の奥底に抑圧された“依存症”だった。▼本書は、現代人の心の深部のゆがみを、幼少期の親子関係までさかのぼって解明し、自然な感情のままに生きることの大切さを説き明かす心の手引書。▼幼い頃に家庭内の温かな心のふれあいがなかった人は、自分を抑えて周囲の期待に沿わなければ愛情を得られないと思い込んでいると著者は言う。そこで「尽くすことでしか相手と関係を維持できないのは、人から尽くされたいという激しい欲求」「外面のいい人は些細なことで不機嫌になるのは、甘えの欲求を素直に表現できない苛立ち」など、自分の中で満たされなかったものの本質に気づき、偽りの生き方をやめるヒントを具体例と共に紹介。▼五月病にも効果てきめん! 悩み多きすべての人に贈るベストセラー、待望の文庫化。 ●人づきあいが苦しいのはなぜか ●「甘えの欲求」は心の秘密をとく鍵である ●不安なのは本当の自分が見えないからである ●なぜかイライラしてしまう人は人生全体の方向が間違っている ●人を愛し、人から愛される能力 ●自然の感情があなたをよみがえらせる ●自分を大切にすることからすべてが始まる
レビュー(42件)
著者の本はいくつか読んでいるが、良いこと書いているなぁといつも思う。書いてある内容を会得できたらいいのだけど、なかなか上手くいかない。人生に漠然とした感情を持っている人におすすめです。まずは、自分を知りましょう。
気になりました。
レビューを見て気になり購入することにしました。まだ読んでいないので内容はわかりませんが。
ホントに気づけます。
気づきのための本ですね。親に愛されなかった故に、精神的、身体的に色んな不具合が生じていることに。もう気づいてる方には足りないかもしれません。、自分が自分を愛することでしょ?それは具体的にどんなこと?といったことは書かれてません。 そういう方には斎藤学先生の、「自分のために生きていける」ということ、や、西尾和美先生の本がいいと思います。 でも私にとって共感したこともあって、勉強になりました。 子供の頃に、親(精神的な成長を遂げた大人)に愛されずに育つと、将来的に、「自分を愛せない・大切にできない」など、生き辛さを抱えた大人になることは、知られていますが、やっぱり、現実に幼児性の強い親はたくさんいる・・・。と、改めて思います。 悲しいことに、著者も、いつも不機嫌な父親のご機嫌とりをさせられた、「親のおもりをしていた子供」だったみたいです。 個人的に共感したのは、「自らの依存性を間接的に満足させるための、徹底した管理は恐ろしい。」というところでした。 子供のプライバシーに常に干渉し、「外であったほんの小さなことでも報告しなければ、秘密を持つ悪い子にされてしまう。」というのは、私の母親も同じでした。 自分の父親、母親のこが書かれているようで、胸がザワザワしましたので、 自分の過去と距離を保っている方は注意して下さいね。 あと、好きな箇所があって、「真実の愛は間接的に示される」というものでした。 例えば、要約すると、別に行きたくないかもしれない子供の心を無視して、どこかに連れて行って「やる」人よりも、子供が欲しがってるノートを一生懸命探すような影の努力をする人が、その子供の心を理解する能力を持っている・・・とのこと でしたが、ホント、その通りだなと。 たくさんの親たちが、こういう本をもっと読んで、もっと気づけば、悲しい子供たちをなくせるのに・・・。
買ったはいいが、読んでない・・・ そのうち読もうと、何か月も経った・・・
読んでみようと少しでも 思った人は、必読オススメします。