人類は誕生以来、死と隣り合わせに生きてきた。宗教はもちろん、哲学や芸術も生と死を重要なテーマとしてきた。科学や医療の発達が日常から死を遠ざけた20世紀は、しかし戦争による大量死の世紀だった。そして世紀末、高齢化のなかで「死に方のむずかしさ」が噴出した。こうした20世紀を終えて、哲学者が考える。歴史学者が考える。文化人類学者が、文学者が、芸術学者が…生と死を考える。そこから、人間の歴史と文化が見えてくる。平成9年春秋、10年春の三季連続でおこなわれた、生と死に関する懐徳堂記念会公開講座での講演の一部にもとづく論集。
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