プリザベーション補助隊の事件をきっかけに自由の身となった“弊機”は、強化人間を装いながら自らの大量殺人事件の真相を求め、宇宙を旅する。なぜかトラブルに巻き込まれどおしの弊機は、出会う人間たちの行動に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくるさまざまな感情に戸惑う。そんな中で、人類の宇宙進出以前に存在した異星文明の遺物を密かに発掘・独占しようとしている悪徳企業グレイクリスの策動が浮かび上がる。弊機はメンサー博士のため、惑星ミルーの放棄されたテラフォーム施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!
レビュー(56件)
上巻とセットで買うのがお勧め
マーダーボット シリーズの1巻目です。上下巻の下巻になります。過去に大量殺人をおこなった為、命令や規則を破ると活動を停止される装置を自分自身で壊し、壊したことを秘匿したまま警備の仕事を続ける機会と有機の合成されたボットが主人公のお話です。弊機と自信を呼ぶ彼の一人称の語りで物語は語られます。下巻から登場人物として、別のBot達との交流が描かれ、これが、とても興味を深めます。 ともかく、一気に読める面白さです。SF的な面白さはもちろんですが、弊機と人間のそれぞれの心情のギャップ、世界観のちがい、構築されている世界の社会的な矛盾など。読み進めていくうちに楽しみながら、引っかかるものがたくさん出てきます。何度か読み返したくなる物語です。