「大きな流れを見てすべてを視野のうちに取り込んでいると考える錯覚は、滑稽だけれどもつねに愛敬とは限らない。
大きな流れの背後には大抵それに逆行するいくつかの小さな流れが隠されている。」
訳者によるジョージ・オーウェル『一九八四年』論、絵解きが紡ぐ18世紀英文学史、E・M・フォースター再評価、
ヴァージニア・ウルフの描出話法、ジョン・バンヴィルの特異性と現代性、20世紀末読書案内、スコットランド人頭税……
主にイギリス・アイルランドの小説・政治社会をめぐるスリリングな批評の世界。
目次
1 侵食する外部
2 孤立を恐れずに連帯を求めうるか──文学部をめぐって
3 二分法では割り切れないもの
4 世紀末の読書案内
索引
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