子どもが本番で最高の結果を出せるコンディションの整え方
東京五輪において、混合ダブルスで日本卓球勢初の金メダルを獲得した日本卓球。団体戦での男女両方のメダル獲得や、伊藤選手のシングルス銅メダルなど、確実な結果を出し、強化が成功しています。
このように結果を出している卓球競技が現在意識しているのが「幼少期からの育成」です。その一環として行なっているのがトップアスリートを育てるJOCエリートアカデミー構想で、東京五輪代表でも男子の張本選手や女子の平野選手が同アカデミーの出身です。
本書は、日本卓球界の未来を支えるエリートアカデミーの責任者を務め、フル代表のアスレティックトレーナーとしても裏方で支える著者が教える、子どものコンディショニングの整え方&本番で力を発揮する方法です。子どもが良いコンディションを保ち本番で結果を出す秘訣を学べます。
第1章 子どものコンディショニングについて
・コンディショニングは体のみではなく、心技体智が重要
・心技体智を整えることがコンディショニングの基本
・コンディショニングを整えることで前向きになる など
第2章 子どもの力をぐんぐん伸ばすために親ができること
・子どもを育てるためには「待つ」ことが重要
・目先のパフォーマンスより将来を見据えた指導が大事
・読書のすすめ など
第3章 「自主性」が子どものパフォーマンスと本番力をあげる
・自分がどうしたいか、どうなりたいかを周りに伝える
・PDCAサイクルを使い、学びのサイクルをつくる
・勉強内容は本人の学力に合わせたものを選ぶ など
第4章 コンディショニングは日々の習慣が全て
・大事な大会前の休息は重要
・ウォーミングアップ(心と体の準備)とクールダウン
・「負けたこと」は大切なこと。ピンチをチャンスに変える など
レビュー(2件)
卓球などのアスレチックトレーナーなどを歴任した著者による、スポーツをする子どもの力を最大限発揮するための心構えや親としてできることを4つのキャプチャーで詳しく解説してあります。 コンディショニング…コンデションを整えるためには「心・技・体・智」がバランス良く揃えることが大切で、それにより前向きでいられるようになり、スランプやイップスから脱出することにもつながる。 親ができること…親としてどのようにサポートしていけば良いかの具体例とともに、考える力を養うためにも読書もおすすめとのこと。 子どもの自主性…PDCA(Plan・Do・Check・Act)のサイクルを練習でも学業でも生かすことの大切さについて。 日々の習慣…毎日の食事、ウォーミングアップ、クールダウンなどの方法を具体的に紹介。 親として子どもをサポートするためにどんなことが大切か、精神面だけでなく、肉体的、論理的なノウハウが書かれており、とても参考になりました。スポーツをするお子さんだけでなく、子どもを育てる上でもすぐに行動に移せるものもあり、実践してみたいと思いました。
本のタイトルの中の「子どもが本番で最高の結果を出せる」の言葉に惹かれて、手に取りました。 高校受験を控える息子がおり、第一志望の高校の受験を最高のコンディションで迎えるためのサポートのヒントが欲しいと思ったからです。 実際に読み進めてみると、子どもだけでなく自分自身の日々の生活・仕事のパフォーマンスを上げるヒントがたくさん詰まっていました。 「子どもを育てるためには「待つ」ことが重要」 の項で、大人のいったことで知らない言葉、意味のわからない表現があると、それらを取り除いた内容で理解していること。 この話が、自分にも当てはまりドキっとしました。 なんとなく理解してるつもりで、本来の意図と違うことをしてしまう。また、こちらの伝えた意図と違うことを子どもたちが行ってしまう理由がわかりました。 子どもたちに自分らしく能力を発揮して、生きてほしい!と願う大人はもちろん、 そして、自分自身もコンディションを整えて 夢を叶えたい人にも読んでほしい一冊です。