- 19
- 4.16
本書は、「超MBA式」という考えに基づいた「論理的な問題解決法」入門である。▼では、その「超MBA式」とは何か? 著者はそれを、「マインド」「ツール」「情報」の三つのキーワードで解説する。▼「マインド」とは、日本人に最も欠けている「結論志向」のことであり、この前提がないとどんな知識も活きてこないと著者は主張する。▼続く「ツール」については、ロジックツリーなどの既存のツールをその本質的な意味から捉えなおすことで、本当の知恵を醸成する手段を教える。▼そして「情報」。スピードが重視されるビジネス社会では、どう情報を集めるのかが重要となる。ケーススタディではわからない「情報の収集」について解説する。▼以上のことから分かるように、本書はただの「お勉強」本ではなく、「本当にビジネスの現場で使うためのMBA」入門である。▼本書を読むか読まないかで、MBAに関する理解が格段に違ってくる、と断言できる一冊。 [第1部]「ロジカル問題解決」とは何か? ●第1章 一体、何のための「論理的思考」なのか? ●第2章 問題解決の出発点ー解決策が備えるべき四つの条件とは? [第2部]問題解決に必要な「マインド」とは? ●第3章 「四つの条件」を満たす解決策を生む心技体 ●第4章 問題解決の「心」:「結論志向」のマインドこそスピードに繋がる ●第5章 結論志向なし症候群 ●第6章 「ゼロベース思考」 [第3部]問題解決に至るプロセスとは? ●第7章 拡散・収束のプロセス ●第8章 そして「ツリー」 ●第9章 MECEのコツとその発展 ●第10章 収束の方法論 ●第11章 問題解決のための「体」作り [第4部]「シンキング・タフネス」-ビジネス問題解決ストーリー
レビュー(19件)
まだ読んでません
レビューはそのうち書きますが、「はじめに」を読んだ限りでは、かなり理屈っぽい著者のように感じました。
物事について自分の物差しだけで考えていたことがよくわかりました。軸を決め、漏れなく想定されることを文章化することにより、”しまった”をなくす人生を送ることができます。
会社の同僚も是非欲しいと言うので!その同僚にはお世話になっていることもあり、気持ちプレゼント!として
己のステップアップのために購入しました。知人に借りていたのだけど、内容が良いので自分でも持っていて良い本です。