公的扶助研究運動は、生活保護利用者である当事者の生活を守るために展開されてきたが、その意図とは逆に、歴史的には当事者不在の研究運動が続いてきた。現代の公的扶助研究運動は当事者の想いを尊重する方向に進んでいるのだろうか。本書は、その歴史を当事者との関係性に着目することによって明らかにし、今後の公的扶助研究運動への提言を行うものである。
はじめに
序 章 生活保護ソーシャルワーカー任用の歴史と現状
第1章 当事者不在で出発した公的扶助研究運動
-全国障害者問題研究会との比較を通して
第2章 当事者不在に直面した公的扶助研究運動
-福祉川柳事件の分析
第3章 福祉川柳事件を想起する公的扶助研究運動
-小田原ジャンパー事件の分析
第4章 福祉川柳事件と小田原ジャンパー事件の比較分析
第5章 当事者との関係を模索する公的扶助研究運動
-生活保護ソーシャルワーカーの役割に関する公扶研の見解と対応
終 章 本研究のまとめと結論
-公的扶助研究運動と当事者との関係確立に向けて
資 料 公的扶助研究運動関連年表
あとがき
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