大地は鳴動し、噴煙で昼なお暗く、海彼から津波が押し寄せ、空からは隕石が降る……
日本列島が猛々しい相貌をおびていた神話の時代に生まれたコノハナノサクヤビメは、『竹取物語』においてどのような像を結ぶのか。
海人のダイナミックな足跡を神話や万葉集に追う「海人考」、霊力を持つ鷲の姿を琉球の神歌集『おもろさうし』にさぐる「おもろ世界の鷲」を併せて収録。
火山と竹の女神
噴火/火山の女神、コノハナノサクヤビメ/竹刀・田・酒/ヨと籠/ヨと輝き/カグヤヒメ・カグツチ・香具山//隼人と畿内/このはなのサクヤビメ・なよたけのカグヤヒメ/富士山/日向出身の皇妃/隼人と狗吠え/美しき女神
海人考
縄文と弥生、東と西/塩土老翁・阿多忠景/サヲネツヒコ・鳥装の水人/『万葉集』の海人(あま)/白水郎/海賊/海人と権力/大歳の亀と甕/海人──漁撈と航海
おもろ世界の鷲
『おもろさうし』の鷲/鷲を捕る/鷲の霊能/鷲の地名/鷲と王権/鷲と戦い/鷲の羽飾り/船と鷲/琉球船と猛禽類/祭祀と鷲羽──多良間島の嶺間按司/朝鮮半島・八幡神話──鷲のイメージ1/鷲の尾羽──鷲のイメージ2/鳥の墓──鷲のイメージ3/鷲之鳥節/世界を支配する鷲
参考文献
あとがき
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