中年期に差し掛かった男に、かつてない失望がやってきた。「ついには何もかも失ってしまったのだ」男は、これまで貯めた銀行預金だけを頼りに、三年間に渡る社会への執行猶予を求めた。心にぽっかりと空いた空白を溢れんばかりにいっぱいに埋める何かを探して、いざ世界へ。「なんでこんな目に・・」かつて情熱を持ち、愛社精神に溢れ、生涯を捧げると誓った会社からの失意の退職の後、貯金残高を元に三年間を期限とした無職生活”三年寝太郎計画”を実行。孤独と失望の日々の中で唯一心を支えたのは自らが立てた仮説”人生落ちれば落ちるほど次は上がる”アラフォーにして独身無職シェアハウス暮らし、婚活パーティーで誰からも相手にされない事請け合い。人生のどん底を人生の夏休みにすり替えて、底辺の肩書をひっさげて海外を旅する孤高のラストサムライ。その中で得た様々な思考の末に辿り着いた場所とは。ある意識高い系無職による思考の旅路。
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