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1960年代、日本ボクシングの最も熱くて輝ける季節ーー伝説の名チャンピオン・ファイティング原田とライバルたちの激闘の軌跡を描いた傑作ノンフィクション。主要4団体に17階級がある現在と違い、当時は1団体8階級のみ。その王座をめぐる闘いは、今とは比べ物にならない。▼敗戦の記憶も生々しい当時、2つの拳だけで世界に挑むこのスポーツが全国民を熱狂させた。時代の高揚感のなかで躍動し、19歳でフライ級王者となった若者は、その後「黄金のバンタム」と呼ばれた最強の男エデル・ジョフレを破って2階級制覇、スターダムへと駆け上がる。想像を絶する過酷な減量と、強豪たちとのギリギリの勝負。そして、理不尽な判定に泣いた「幻の三階級制覇」……。▼試合場面の描写は、著者のヒット作『ボックス!』にまさるスピード感と臨場感。日本の青春、選手たちの青春の勃々たる熱気がストレートに胸を打つ感動長篇。▼『リング』を改題。
レビュー(151件)
以前から気になっていた商品です。思っていた通りの品でした。
だんだん、おいおいどこへ行きたいんや、と突っ込みたくなる作者ですが、ボクシング物は読ませる作品に仕上がっています。
さすがです
百田さんとほぼ同じ年代の私にとってそのころのセピア色の風景も見え、面白く一気読みでした。
力が出ます!
ファイティング原田だけではく、ライバル等の経歴、過去も記載されており、ボクシングファンも楽しめますが、ファンでなくても楽しめる本です。お薦めです!
良い
通勤時間帯に読ませていただいております。