早春の夕刻、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」には、常連の喜平、辰吉、勝二が揃った。主の季蔵が、大食通極望子の料理山海珍味帖による白梅酒を召し上がりませんか?という文を出していたのだ。季蔵が用意したお酒を堪能しながら、見事な梅園を幾つも持つ両替屋・晴野屋の話などに、花が咲いた三人だった。その数日後、梅干し料理の献立を考えていた季蔵の元に岡っ引きの松次がやってきた。晴野屋に、大山天狗の名で、跡取り息子を拐かす、という文が届いたというー。美味しい季節の料理と、大切に思うひとへの愛、冴えわたる季蔵の推理。大ベストセラーシリーズ、充実の最新刊。
レビュー(9件)
天狗の神隠し。「大山天狗」から両替屋・晴野屋に跡取り息子を誘拐するという文が届く。 大山天狗は戦国時代、僧兵だった修験者の子孫で伝承によって得た修験の力を悪用し、財を成してきた悪党たち。圧倒的な強さで季蔵と烏谷は追い詰められるが、突然現れた青天狗に助けられる。 大山天狗の正体、青天狗との因縁。子どもを想う親の深い愛情を感じる話だった。
今回は一段と表紙の人物が不気味というか、読み終わっても誰なんだかわかりませんね。そば打ちはしないって誓って、土下座までしたのになんだかすっかり忘れてそばを打とうとしてるような気が?長いシリーズなので、途中の設定はなかったことになってしまうのかなあ。8-3
いつも新シリーズを楽しみに
料理人季蔵捕物控は読み始めると一気読み。