開発論は,新古典学派の系統に属するものからマルクス主義の系統に属するものまで多岐にわたる。本書はそのような類型化にしたがえば,ちょうど中間の位置になる。著者の研究のライフワークともいえる構造主義経済学は,ケインズ経済学の流れを汲んでいて,読者は本書の随所にそのことを見出せるであろう。学際色が濃いのも本書の特色のひとつである。
第1章 開発論のパラダイム
第2章 学説史にみる国際開発過程
第3章 構造主義経済学者としてのカール・ポランニーー『大転換』を中心として
第4章 構造主義経済学を捉えなおす
第5章 構造主義経済学とデュアリズム
第6章 サミュエルソンの自由貿易論と構造主義
第7章 南北間格差の歴史構造
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