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女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説! どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。 ーー柚月裕子 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていたーー。 【編集担当からのおすすめ情報】 「哀しい物語ではあるけれど、罪と罰の真髄を見た気がして、心が震えた」 ーー黒木瞳(俳優) 真実と事実が反転する慟哭のラスト! 『盤上の向日葵』『孤狼の血』『慈雨』に連なる柚月ミステリーの新境地! 解説はノンフィクション作家の堀川惠子氏。
レビュー(61件)
少し重かったです、、、
内容が内容だけにとても重く感じました。柚木ファンでも重く感じたので これから購入される方は参考にしてください
さすが柚木裕子さんの作品というだけあって、読み応えはあって、ぐいぐい引き込まれていきました。 ただ、田舎の閉鎖的な空気や家柄などを重んじる風習、前時代的な家族のあり方など、自身にはなかなか共感するものがなく、ただただ、イライラしてしまうだけでした。 事件の背景に、地元の排他的な空気や家族親族の中の軋轢などはあったのかも知れないですが、被害者の家族の立場も考えると、なんかモヤモヤとするものが残りました。 小説としては面白いと思うので、好き嫌いかな、とは思います。 人を選ぶ作品なのかもしれません。
あらすじで謎になっていた部分がよ~くわかり、読んでよかったと思える1冊です。
自分の読書時間に
話題になっていたので注文、入荷までやや時間かかりましたが手元に届きました。読むのはこれからですが、楽しみです。
柚月さんの本が好きで買いました。かなり重ためのテーマでした。どんな事があっても殺人はいけないと思いますが色々な環境や親子関係の難しいところ…。主人公にはモヤモヤする場面が多かったですが一気に読みたくなるストーリー展開でした。