19世紀後半から20世紀前半、「音楽なき国」とさえいわれたイギリスで、私財を投じて、様々な組織や音楽家との協力によって展開したコベットの実践を軸に、 アマチュアや無名の音楽家たちの豊饒な活躍を描き出し、クラシック音楽史の新たな一面を照らす。
凡例
はじめに
序 章 「音楽なき国イギリス」のアマチュア
1 音楽史のアマチュアとプロ
2 コベットーー室内楽、プロのまなざし
3 音楽のアマチュア像
第1章 コベットの生涯
1 アマチュア・ヴァイオリニストへの道
2 〈ファンタジー〉の幕開けとコベット・コンペティション
3 戦争は音楽の敵
4 新しい時代
5 晩年の輝き
第2章 〈ファンタジー〉熱(ルビ:マニア)は何処(ルビ:どこ)からーー〈ファンタジー〉と音楽家組合
1 過ぎ去った〈ファンタジー〉熱(ルビ:マニア)
2 音楽家組合むかし・いま
3 〈ファンタジー〉コンペティションの始まり
4 ファンシーと音楽家組合と〈ファンタジー〉
5 遠ざかる〈ファンタジー〉
第3章 男性の集いと音楽界の女性たち
1 男性の集い
2 音楽界の女性たちとコベット
第4章 兵士に音楽を、音楽家に仕事をーー戦時音楽委員会とその周辺
1 戦時下の音楽界
2 戦時音楽委員会のスタートーー音楽・音楽家
3 発展ーー音楽・音楽家・兵士
4 振り返って
終 章 アマチュアから「アマチュア」へ
1 アマチュアだけのためではなく
2 男性同士の結び付き、「女性」という括り
3 パトロン、あるいは音楽の奉仕者
4 理想を追う有能ビジネスマン
5 アマチュアから「アマチュア」へ
主要参考文献
付表
あとがき
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