もうすぐ16歳になるリズは、車のひき逃げ事故にあってしまう。気がついたときには、大きな船に乗っていて、見知らぬ港に入ろうとしていた。到着地は、地上での人生を終えた人が暮らす地「Elsewhere」。そこは、人が時間をさかのぼる世界。つまり、1年ごとに1歳ずつ若返っていくのだ。大人になることができないリズは、自分の若すぎる死を受け入れられず、新生活にもなじめない。しかし周囲の温かい目に見守られ、そして、双眼鏡をとおして見る地上の様子に深く考えさせられながら、徐々に心をひらいていく。やがてひとりの青年に恋心をいだいていく…。
レビュー(47件)
こんな場所があるならいいな
実は1冊持っています。被災地の図書館に送ろうと買い足しました。<ドコカ>という場所があって、人は亡くなるとそこへたどり着きます。地上とあまり変わらない世界ですが、違うのはそこにいるのは、みんな亡くなった人たち。身内や知人と生活できます。仕事も、恋も。年々年が若くなり、0さいになると地上に生まれ変わってくる話です。先日、実父が亡くなりました。父の最期を思い出すと本当につらく悲しいです。去年、中1だった娘もこの本をよみました。二人で、おじいちゃんも<ドコカ>で大きいおばあちゃんと暮らしていくよね、大きいおばあちゃんと同級生になるね。そう、思うことにしました。死は終わりではなく、始まりなのかもしれない。と思わせてくれる本だと思います。
学校の指定図書と聞いて
小学校の指定図書と聞いて購入しました。がっ!娘が読む前に私が読んで泣いてました・・・生きている人々と別れるのはつらい事ですが・・・その先にこんな世界があるのなら・・と思うと気持ちが楽になる本です。じ~んと温かくなる本です。