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長くイスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレム。一〇九五年、その奪還をローマ法王率いるカトリック教会が呼びかける。「神がそれを望んでおられる」のスローガンのもとに結集したのはキリスト教国の七人の領主たち。ここに第一次十字軍が成立した。さまざまな思惑を抱えた彼らは、時に対立し、時に協力し合いながら成長し、難事を乗り越えていく。ビザンチン帝国皇帝との確執、小アジア横断、大都市アンティオキアを巡る攻防…。そしてイェルサレムを目指す第一次十字軍の戦いはいかなる結末を見たのかー。
長くイスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレム。一〇九五年、その奪還をローマ法王率いるカトリック教会が呼びかける。「神がそれを望んでおられる」のスローガンのもとに結集したのはキリスト教国の七人の領主たち。ここに第一次十字軍が成立した。さまざまな思惑を抱えた彼らは、時に対立し、時に協力し合いながら成長し、難事を乗り越えていく。ビザンチン帝国皇帝との確執、小アジア横断、大都市アンティオキアを巡る攻防…。そしてイェルサレムを目指す第一次十字軍の戦いはいかなる結末を見たのかー。
レビュー(84件)
ファン
塩野七生のローマ物語読み キリスト教がどのようにして今に至るのか知りたくなり購入。
塩野 七生さん の 傑作
ローマ帝国が終わって次はなにかと思ってましたが、興味深い題材で胸が高鳴ります。
期待通りの作品
ローマ人の物語以前からのファンです。 資料の少ない東ローマ帝国時代の話を希望していた事と、 十字軍も断片的にしか知識がなかったので、 その両方の知識欲を埋めてくれる作品として期待していました。 私にとっては期待通りなのですが、一次資料、それも第三者的な 視点の資料が少ない時代という事もあってか、ローマ人の物語等の 他の作品を読んでいる方の中には淡白だと感じられるかもしれません。
歴史の深さを知る本
高校時代に学習した十字軍については、ただ単にキリスト教徒が聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還すべくヨーロッパ各地から十字軍の騎士団が集まり、何回もエルサレムに出向いたことくらいしか記憶にありませんでした。この本を読んでみると高校の歴史教科書では教えてくれなかった様々なことが理解できます。読み進むに従い、歴史の奥深さが分かってきます。
主人にプレゼントとして購入しました。ただ今、読んでおります。