五感でとらえなおす 阪神・淡路大震災の記憶
: 関西学院大学 震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)
「匂う」「味わう」「触れる」「見えない」「聴く」といった視覚以外の感覚を通じて阪神・淡路大震災を読み解く。震災当事者に丁寧に聞き取り調査をした関西学院大学社会学部金菱ゼミの取り組み
まえがき
1 匂う
1章 遺体安置所をめぐる匂いと場所の感情喚起の違い
はじめに/一 次々と運び込まれるご遺体/二 ご遺体の匂い/三 距離と心情/おわりに
2 味わう
2章 変わってしまった町に残り続ける町の味わい
はじめに/一 歴史について/二 歴史ある築地だからこそ選んだ独自の復興/三 築地の味わい/四 くらしのアナキズムとしての築地/おわりに
3 触れる
3章 震災前の日常を夢で触れ、震災後人の温もりに触れる
はじめに/一 夢に触れる/二 故人と遺族を「結ぶ」夢、「切る」夢/三 人に触れる/おわりに
4 見えない
4章 被災前から始まっていた視覚障がい者の災害対応力
はじめに/一 震災時の視覚障がい者/二 ユニークなコミュニケーションから学ぶ/三 視覚障がい者が感じた復興/四 視覚障がい者にとっての復興とは/おわりに
5 聴く
5章 声による生死の判断とトラウマを語る力
はじめに/一 トリアージという言葉もないなかで/二 救助側の葛藤/三 トラウマを語る力/おわりに
6章 被災者/非被災者の境界を溶かす新たな当事者の在り方
はじめに/一 実感の湧かない震災/二 疎外感を感じ始める/三 疎外感がなくなる過程/四 当事者性の獲得
あとがき
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