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江戸は本所の「おけら長屋」は、“お節介と人情”で知られている。万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦、浪人の島田鉄斎、気風の良い後家のお染など、個性的な住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎだ。 ●「ほろにが」 “早飲み込みの半次”のもとに、思い込みの激しい大店の箱入り娘が、嫁候補としてやってきて……。 ●「ぜんあく」悪事を働く又右衛門一家に、おけら長屋の面々は善心を取り戻させることができるのか。 ●「せんべい」煎餅一枚をめぐる、八五郎と頑固な浪人の意地の張り合いの結末とは。 ●「はりかえ」ついに松吉とお栄が所帯を持つことに。しかし、お栄には仲違いして家を飛び出したきり会わずにいる母親がいて……。 笑って泣ける全四編を収録。文庫書き下ろし。
レビュー(10件)
やっぱり 面白かった。あっと言う間に読み終わってしまった。続きが楽しみ。
毎回楽しく読んでいる。ストレス無く読めるのがとても良い。
人に勧められて読み始めもう19巻、他愛のない事件に人情解決、万松の落語調のやり取りと気楽に読めてホロッと泣ける場面もあり楽しい本です。登場人物の成長があるのでちょっとどうなんだろう、方向変わっちゃうのかな。