徳冨蘆花(1868年から1927年)小説家。
同志社を中退後、兄・蘇峰の経営する民友社に入り、『不如帰』で小説家として名声を得る。トルストイ訪問や大逆事件後の講演「謀叛論」のような大胆な言動でも耳目を集めた。兄・蘇峰や妻・愛子との関係に悩みながらも、それを率直に表現して優れた作品に昇華させていく。近代文学史に一時代を築いた文豪の素顔。
序 聡明で、率直な、苦悩の表現者
第一章 表現者としての目覚めーー苦悩と試行の成長期
1 怒涛の幼年および青年時代
2 精神的な安定に向けて
3 兄の野望と弟の希望
第二章 人気作家への道ーー再生と進化の充実期(1)
1 妻愛子への期待
2 民友社、國民新聞と共に
第三章 作家としての変貌ーー再生と進化の充実期(2)
1 文筆活動の屈折と挫折
2 社会、家族との折り合い
第四章 自らを見つめてーー実力本位の安定期
1 過去を乗り越えて
2 最後の咆哮と告白
3 真の安らぎへ
終 自然に生きる
参考文献
あとがき
徳冨蘆花略年譜
人名・事項索引
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