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女に魅力を感じず、血に塗れた死を憧憬しつつ自らの性的指向に煩悶する少年「私」。軍靴の響き高まるなか、級友の妹と出会い、愛され、幸福らしきものに酔うが、彼女と唇を重ねたその瞬間「私には凡てがわかった。一刻も早く逃げなければならぬ」-。少年が到達した驚異の境地とは?自らを断頭台にかけた、典雅にしてスキャンダラスな性的自伝。詳細な注解付。“この告白によって、私は自らを死刑に処すー”初の書き下ろし長編。のちのすべてが包含された代表作。
女に魅力を感じず、血に塗れた死を憧憬しつつ自らの性的指向に煩悶する少年「私」。軍靴の響き高まるなか、級友の妹と出会い、愛され、幸福らしきものに酔うが、彼女と唇を重ねたその瞬間「私には凡てがわかった。一刻も早く逃げなければならぬ」-。少年が到達した驚異の境地とは?自らを断頭台にかけた、典雅にしてスキャンダラスな性的自伝。詳細な注解付。“この告白によって、私は自らを死刑に処すー”初の書き下ろし長編。のちのすべてが包含された代表作。
レビュー(101件)
こどもの課題図書なので購入しました。昔の本で近くに販売しているところがなく、こちらで購入できてよかったです。
綺麗な状態で届きました。ありがとうございます。
衝撃的
学生時代に金閣寺を読んで以来の三島作品です。当時は、衝撃的な内容だったと思います。 現代改めて読んで見ても、比類な作家ではなかったでしょうか。
この生々しさこそが三島
全編にわたり、「人間」という生き物、そして人間である「私」を主題においた私小説なのでしょうか。 私の読書遍歴は本格推理から始まりましたが、年齢を重ねるにしたがって、 ミステリ→エンタメ全般→純文学→そして三島 に行きつきました。 視点へのスポットの当て方、心理情景描写、どれをとっても今まで読んでいた特に若手ミステリ作家のそれとはまったく異なる世界です。 自らの命を賭しても遺そうとした肉筆の数々をこれから少しずつ読んでいこうと思っています。
三島由紀夫が亡くなってから50年ということで今ブームみたいで、金閣寺もコレもメルカリでは即売れてしまい購入できなかったのでネット購入しました。 金閣寺はなんとかメルカリでゲットしましたが、やはり新品で購入すると気持ちよく手にできます。 これからじっくり読んで三島由紀夫という人を少しでも理解したいと思います。