鎌倉幕府を呪詛調伏した後醍醐天皇の「荼吉尼天法」、戦国武将の武田信玄や上杉謙信が用いたとされる「飯綱の法」、現在も残る呪詛信仰で名高い高知県旧物もの部べ村の「いざなぎ流」--。日本の歴史において、「呪い」とは何であったのか。それは、現代に生きる私たちの精神性にいかに受け継がれ、どのような影響を与えているのか。民間信仰研究の第一人者が、呪いを生み出す人間の心性に迫り、精神史の新たな足跡をたどる。
プロローグ──なぜ、いま「呪い」なのか
1章 蘇る「呪い」の世界
2章 なぜ、人は「呪い」を恐れるのか
3章 どのように呪うのか
4章 「呪い」を祓う方法
エピローグ──「人を呪わば穴ふたつ」
文庫版あとがき
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