『徒然草』のなかで示唆に富む文章とそこに登場する季節の言葉を挙げて、兼好法師の無常観がどのように形づくられたかを考察。現代と照らし合わせ普遍的な価値観を見出し、あるべき姿を提起しました。
目 次
門松ー改まる人心の妙ー
双六ー「負けじと打つ」
さぎちょうー松明けの火祭
稽古始ー未熟なうちから
雪の朝ー心通う人は
霜ー若き日の兼好
嚔ー兼好の女性観
追儺ー節分の豆撒き
雪解ーいかに生きるか
朧月ー恋の思い出
梅ー寒気の中で
剪定ー専門家の洞察力
涅槃会ー美女にも心奪われず
桃李ー現世のはかなさ
菫ー儚い恋の思い出
桜ー八重よりも一重
花ー花は散っても
花見酒ー酒ぎらい
花見ー得意満面の兼好
落花ー散った後までも
蛤ー「浜栗」が語源
蛙ー鳴き声を愛で
聖霊会ー天王寺の舞楽
干潟ー死期は不意に
山吹ー花のむこうに女性の面影
御忌ー法然上人の教え
卯月の曙ー恋の思い出か
若楓ーまさる人恋しさ
競べ馬ー上賀茂神社由来の季語
こどもの日ー子を持って知る情愛
祭のころーのちの無常観
薬玉ー邪気を払う
愛鳥週間ー自由を奪う罪深さ
薬の日ー心強い友
水鶏ー心淋しさを覚える情趣
鰹ー東人と都人
洗鯉ー包丁名人の見せどころ
時鳥ー初音を巡る談義
素足ー女の魅力には
暑しー目と耳で涼を感じる
蛇ー祟を怖れぬ合理的判断
馬冷やすーうるわしき勘違い
羅ー滅びと未完成の美
涼しー一瞬の涼気の実感
蟻ー人間の愚かさ
扇ー三蔵法師と猫またの逸話
麻衣ー出家遁世の意義
秋草ー野や庭の趣の深さ
七夕ー情趣溢れる季節
月ー夜毎に変わる姿
良夜ー無常を観る
配所の月ー罪なくて見む
露ー夜の山里
夜長ー古人と心通わせて
いもがしらー好物ばかり食べる傑物
馬肥ゆるー大胆と細心と
紅葉ー仁和寺の法師たち
九月二十日の頃ー有明の月
雁ー罪深い僧
ますほの芒ー一瞬の懈怠が一生の懈怠に
稲刈りー腹いせの理屈
豆穀ー煮られるも焼かれるも
神無月ー理想郷を夢見て
鷹ー生き物への慈悲心
木の葉ー落葉の墓地
障子貼るー倹約の美談
屏風ー断・捨・離の提案者
狐ー食いつくもの化けるもの
大根ー最も親しい食材
火事ー無常の来ること
年の暮ーなき人の来る夜
春秋ー生を愛すべし
レビュー(0件)