金城拓真31歳。 エリートでもなければ、意識も高くない。公務員になりたかった。 平凡、いや、25歳無職、落ちこぼれだった僕は、日本をはみ出し、途上国アフリカに居続けることで、自分の仕事をつくっている。
この本は、厳しいと言われる時代を肩肘張らずに生き抜くための金城拓真の「サバイバル・マニュアル」だ。
〈本書の一部〉
みなさん、はじめまして。金城拓真です。
といっても、僕のこと、知っている人はほとんどいないと思います。
ちょっとだけ自己紹介をすると、公務員になるのが夢だった沖縄人。夢破れた理由は怠けぐせ。ネットとテレビ、マンガがあれば1週間くらい部屋に引きこもっていても苦に感じない31歳男性です。
なぜそんな僕が本を書いているのか。答えは簡単。
日本をはみ出したから。
しかも、日本人のほとんどいない地域へ。日本人のいないところでは、日本の常識は通じない。だから、僕みたいに日本では社会不適合者みたいな人間でもやっていける。むしろ、それが強みになる。
僕は今、アフリカでビジネスをしています。アメリカじゃないですよ、アフリカです。タンザニアを中心としたアフリカ8カ国で、金取引、農場、不動産など40社以上の会社を経営し、4年目で年商は300億円程になりました。
なぜ、僕がアフリカでビジネスをしているかと言うと、単に、日本で就職できなかったからです。アフリカでビジネスを始める前、僕は就職もせずふらふらしていました。25歳無職。プータローです。
日本の厳しい就職活動に自分が挑める気もしなかったし、バリバリ働ける気もしなかった。競争は苦手なので。公務員になりたかったのですが、公務員試験も受けそびれてしまいました。面倒くさがり屋なので。
僕自身は「まあ、なんとかなるだろう」と思っていましたが、日本の常識で考えたら、僕みたいな人のことを落ちこぼれと言うんでしょう。
日本を飛び出し、海外で活躍している方って華やかな経歴を持っている方が多いですよね。
「一流大学出身です! 」
「MBAを持っています! 」
「数ヶ国語を自在に操ります! 」
仕事柄、何カ国も言葉を使いこなし世界を飛び回る“グローバルエリート“といわれる方や、使命感を持って会社を経営している起業家のみなさまとお会いする機会がありますが、正直僕とは住んでいる世界が違う感じです。
僕はというと、元無職。持っている資格は普通運転免許のみ。しゃべれるのは日本語だけ。大学は一応出ていますが、その大学名を出すくらいなら高卒のほうがマシだと一部でささやかれているほどのレベルの大学です。そう、エリートにはほど遠い存在です。社長と言っても、バリバリ働くといった意識はなく、できるだけ自分は働きたくないので、社員に動いてもらって、ほとんどオフィスにいます。
だから、僕は“世界へ飛び立った“というかっこいいもんじゃなく、“世界へはみ出ちゃった“感じです。
日本でダメなら、海外へ行く。
いわば、積極的とも言える消去法で海外を選びました。
無収入プータロー(25)が、年商300億円(31)の社長になるまで、僕自身に劇的な変化があったかというと、そうではありません。語学も含め輝かしいスキルがあるわけでもなく、意識が高いわけでもありません。今も昔も社長感はゼロで、日本にいたら、平凡なサラリーマンか、いい年したフリーターくらいにしか見えないでしょう。
では何が変わったのか。
それは、僕自身ではなく、働く場所。 日本でプータローだった僕は、アフリカで社長になった。
海外で活躍するなら、「優秀じゃなきゃ!」というイメージが日本人を日本にとどめさせている一番の原因じゃないでしょうか。
エリートでなくても、意識が高くなくても、世界を舞台に活躍することはできます。
この本では、日本で落ちこぼれだった僕が、アフリカでビジネスを興し、経験してきたことを語っていきます。
レビュー(0件)