1985年に設立された日本初の写真美術館=つくば写真美術館。この美術館がもった意義や写真というメディアの可能性を石原悦郎や飯沢耕太郎、伊藤俊治、金子隆一らの語りやインタビューから明らかにして、写真がアートになった〈1985〉のインパクトを照射する。
本書の刊行に寄せて 伊藤 守
第1部 写真がアートになったとき
第1章 〈一九八五年〉というインパクト 粟生田 弓
1 日本初の写真美術館ーーつくば写真美術館について
2 美術館設立に向かわせたもの
3 一九八五年というインパクト
第2章 「つくば写真美術館」概説 清水 有
1 「つくば写真美術館」概説
2 再現・模型で見るつくば写真美術館
3 写真展の新しいフォーマット
4 メディア系ミュージアムの今後
第3章 つくば写真美術館とは何だったのかーー「つくば写真美術館再考」シンポジウム収録
1 つくば写真美術館はいかにして生まれたのか
2 「パリ・ニューヨーク・東京」--テーマ展の方法論
3 つくば写真美術館とその遺産
4 フロア・ディスカッション
コラム 写真美術館構想と「つくば写真美術館」 堀口 剛
コラム パリ・ニューヨーク・東京・筑波ーー「つくば写真美術館’85」カタログを読む 冨山由紀子
コラム つくば写真美術館が変えたものーー写真の流通・展示の変化 小林 杏
コラム 写真史の語られ方ーー一九六八/一九八五 大久保 遼
第2部 写真と向き合い続けるということ
第1章 マーケットから写真を考える 石原悦郎×粟生田 弓
第2章 写真集というメディア 金子隆一×光岡寿郎×大久保 遼
第3章 これからの写真/評論 飯沢耕太郎×冨山由紀子×小林 杏
第4章 まだ写真で語られていないこと 伊藤俊治×小林 杏×大久保 遼
おわりに 小林 杏
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