本書は、若手からベテランまでの研究者10名が、都市・地域の政策課題について取組み、事例を交えて考察したものである。都市・地域を俯瞰的に、物語仕立てに考察したものから、自治体、議会による政策研究の経緯と現状を紹介し、NPOと自治体による協働の課題、新たな学校開設の事例、地域における居場所づくり、文化政策などを報告している。そして、自治体研究所の新宿区の活動例として、その実態、思想的考察、人口予測などを紹介している。さらに政策に必要なデータ分析の話題も取り上げ、実践の世界と研究の世界との橋渡しを目指し、新たな可能性を模索している。第I 部 構想と物語第1章 地球観から見た都市・地域の展開図式(金安岩男)第2章 都市の物語構造ー新宿区の不思議な魅力の源泉を探るー(梅本龍夫)第II 部 都市・地域政策研究の現在第3章 地方自治における政策研究の経緯と現在(牧瀬稔)第4章 NPO と自治体による協働の課題ー新しい公共条例に関わるNPO の担い手意識に着目してー(山岸達矢)第5章 旧藤野町におけるシュタイナー学園開校の意義ー地域コミュニティ活性化効果という視点からの考察ー(栗田健一)第6章 地域社会における社会的連帯の再編ー居場所づくりにみる三人称的連帯の可能性ー(渕元初姫)第7章 近年の文化政策研究における論点の整理(渡部春佳)第III 部 自治体研究所の寄与第8章 新宿自治創造研究所の取組みとその意義(原田由紀)第9章 新宿の『民』の系譜に関する考察(田中大二郎)第10章 政策形成に寄与する将来人口推計とはー新宿区を事例としてー(丸山洋平)【コラム】政策づくりのためのデータ分析のヒント(牧瀬稔)
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