医学のあゆみ 骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見ー最先端研究がもたらしたパラダイムシフト 289巻10号[雑誌]
・筋衛星細胞が筋再生を担う筋系譜の幹細胞とされている。筋制御転写因子群や筋衛星細胞特異的なマーカー分子などの発見により、筋衛星細胞の単離・培養法や多能性幹細胞からの分化誘導系の開発へと発展してきた。
・筋再生研究の行き着く先のひとつは医療への応用であろう。しかし、それには筋再生が真に求められる状況を科学的根拠に基づき見極める必要がある。
・骨格筋の再生、維持、適応の各局面で重要となる細胞群の役割や、運動適応に関する新知見、筋研究領域における医療応用の最前線について、それぞれの専門家が詳説する。
■骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見ーー最先端研究がもたらしたパラダイムシフト
・はじめに
・幹細胞ニッシェを中心とした骨格筋幹細胞の制御機構
〔key word〕骨格筋幹細胞、幹細胞微小環境(幹細胞ニッシェ)、筋再生、サルコペニア、加齢変容
・免疫細胞による筋再生制御
〔key word〕マクロファージ、骨格筋、再生
・間葉系間質細胞による筋維持機構
〔key word〕間葉系間質細胞、筋再生、制御機構
・遅発性筋痛(いわゆる運動後の筋肉痛)はどこまでわかったか
〔key word〕遅発性筋痛(DOMS)、機械痛覚過敏、伸張性収縮、神経栄養因子、イオンチャネル
・非再生性の筋形成メカニズムと筋制御因子の役割
〔key word〕筋サテライト細胞(MuSC)、筋再生、筋肥大、筋萎縮
・筋疾患に対する細胞治療
〔key word〕iPS細胞(人工多能性幹細胞)、骨格筋幹細胞、間葉系間質細胞
・筋オルガノイド収縮力評価系の開発と応用
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、筋オルガノイド、収縮力、バイオアッセイ
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・ABCF因子による病原性グラム陽性細菌の薬剤耐性化
●TOPICS 循環器内科学
・脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)からみた心不全
●連載 臨床医のための微生物学講座(14)
・インフルエンザウイルス
〔key word〕遺伝子再集合、インフルエンザウイルス、抗原変異、呼吸器感染症、人獣共通感染症
●連載 緩和医療のアップデート(9)
・非がん慢性呼吸器疾患:エビデンスアップデート
〔key word〕非がん慢性呼吸器疾患、緩和ケア、呼吸困難、オピオイド
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪
・はじめに
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(1)
・免疫システムにおける自己認識機構の解明に向けた有機化学的取り組みーー可視光応答性光触媒を利用した近接依存性ラベリング技術
〔key word〕分子間相互作用、細胞ー細胞間相互作用、有機化学、可視光応答性光触媒、近接依存性ラベリング
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(15)
・死亡診断7
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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