進化論で明らかにする、心が傷つきやすい本当の理由
不安や抑うつといった症状は、一見私たちにとってデメリットにしか見えません。しかし、これらを引き起こすメカニズムが人類の歴史の中でなぜ淘汰されなかったのか、という進化論の視点に立ったとき、それらが私たちの生存のために必要な存在であったことが見えてきます。またその視点から、その機能がなぜ現代において誤作動を起こし、不安などの症状を引き起こしているのかも考察し得るのです。つらい気持ちが存在する理由を進化論で解き明かす、画期的な進化心理学。
【内容より】
・なぜ不安は過剰なのか?
・情動は私たちのためではなく、遺伝子のためにある
・統合失調症の遺伝子はなぜ淘汰されないのか?
・抑うつが生む正しいリアリズムとは
・いい気分が有害になりうる場合もある
1 新たな問い
2 精神疾患は病気なのか
3 なぜ私たちの心はこれほど脆いのか
4 辛い気持ちの妥当な理由
5 不安と煙探知器
6 落ち込んだ気分と、諦める力
7 妥当な理由のない辛い気持ち:気分調節器が壊れるとき
8 個人をどう理解すべきか
9 罪悪感と悲嘆ーー善良さと愛情の代償
10 汝自身を知れーー否、知るな!
11 不快なセックスが、遺伝子にとって都合がいい理由
12 食欲と、その他の原始的な欲望
13 いい気分と、その有害な理由
14 適応度の崖っぷちに引っかかる心
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