日本人には独自の論理がない。そのため日本哲学の成立は、西田幾多郎・田辺元をしても明晰な論理を確立するには至らず、一思潮にとどまっているという現代の思想状況に対し、一石を投じるために著された、著者長年にわたっての研究成果の集大成。西洋哲学・宗教・和歌等を縦横無尽に俯瞰し、日本人の論理を、「自己を完全に無に帰せしめる絶対的自己否定性の論理」とし、これこそが日本思想を筋道たてる論理たりうるとする。
序章 問答法と形式論理
第1章 ヘーゲル哲学と西田哲学
第2章 田辺哲学と親鸞思想
第3章 絶対的自己否定性の論理
終章 理性主義的非理性主義批判
あとがき
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