江戸時代の古文書は、「候(そうろう)」という文字を頻繁に用いた「候文」で記述される。近世史を学ぶうえで、候文を理解し克服することは最重要の課題といえる。古文書に登場する主な用字・用語を文法によって分類。基本的な文例を豊富に収め、読み方と現代語訳を加える。文法を手掛かりにして近世古文書を読み解く、これまでにないガイドブック。
自立語(用言〈動詞/補助動詞/形容詞・形容動詞〉/体言〈名詞(普通名詞)/形式名詞/代名詞〉/その他の自立語〈副詞(連用修飾語)/接続詞/連体詞〉)/付属語〈助動詞/助詞〉)/その他(〈接頭語/接尾語/連語/感動詞〉)/索引
レビュー(5件)
頼まれて注文しました。書店に在庫がなかなか無く すぐに使用するため、手元にすぐ届き大変助かりました。
研究者ではありませんので古文書にとらわれず自由なスタンスで日本史を学んでいますが、時折文書に目を通す際有効な一冊です。一定程度古文書に取り組んでいる方には有効な一冊だと思います。図書館に蔵書があり購入を迷いましたが購入してよかったです。いつでも見れますから。
江戸時代の古文書を読むためのヒントとして
古文書の「候文」に興味がある人には、文法を理解する上で分かりやすく表記されているので、一助になると思います。こちらの書籍は古典文法の学習を目的としたものではなく、江戸時代の古文書を読むためのヒントとされているので、そこを理解していると、私の場合は非常に合点がいきました。
「~そうろう」、「~そうらわば」、のような候文独特の様式的な語句や、その意味が豊富に掲載されています。毛筆の文書から”活字に起こされた”候文の文法を読むうえでは、この一冊で多くの個所を理解できるようになれそうです。毛筆の文書を読める上級者にも参考になると思います。