マイオチューニングアプローチ(MTA)とは、神経生理学的現象を利用して、主に筋が原因で生じる症状を改善するとともに、筋を活性化させる治療的なアプローチであり、現在全国各地の臨床現場で効果をあげている。
また、患者の痛みや痺れ、筋緊張の異常等を改善することにより、関節可動域や運動能力を向上させ、日常生活活動と生活の質を高めるとともに、精神的苦痛を和らげることを目的としている。
本書では、MTAの基礎理論と基本的な技術を習得するための触察法と、質の高いアプローチを行うための治療技術を解説。付録DVDでは、本書で解説した触察法と治療技術の実際を約70分の動画で収録し、手技の理解と習得を容易にしている。
第1章 マイオチューニングアプローチ(MTA)の概要
I.MTAの定義・目的
II.MTAの基本的な考え方・手技
III.MTAの施行と注意点
第2章 痛みの基礎知識とMTAの基本的治療原理
I.痛みの基礎知識
II.MTAの基本的治療原理
III.MTAで作用すると考えられる主な作用機序
IV.MTAで対象とする痺れと治療
V.各治療的手技の神経生理学的理論背景
第3章 評価,適応,禁忌,治療プログラムの立案
I.評価
II.適応
III.禁忌
IV.治療プログラムの立案
評価表
第4章 MTAの実際
I.症例集1
II.症例集2
III.症例集3
IV.整形外科疾患に対するMTAの基本的な施行方法
V.その他の症状および障害に対する基本的な施行方法
第5章 触察法
本書で用いる身体の面,位置,方向を示す用語
I.骨指標の触察
肩甲骨/骨盤/その他
II.筋の触察
触察の原則/施行者の基本肢位/触察の方法(例:最長筋)
III.各筋の触察
僧帽筋(上部・中部)/肩甲挙筋/小菱形筋/大菱形筋/棘上筋/棘下筋/
小円筋/大円筋/広背筋/最長筋/腸肋筋/腰方形筋/大殿筋/中殿筋/
大胸筋/小胸筋/腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)/三角筋/上腕二頭筋/
上腕三頭筋/大腿筋膜張筋/縫工筋
第6章 MTAの治療技術
I.基本手技ーー静的施行法
僧帽筋/肩甲挙筋/小菱形筋/大菱形筋/棘上筋/棘下筋/小円筋/大円筋/
広背筋/最長筋/腸肋筋/腰方形筋/大殿筋/中殿筋/大胸筋/小胸筋/
腸腰筋/三角筋/上腕二頭筋/上腕三頭筋/大腿筋膜張筋/縫工筋
II.基本手技ーー動的施行法
安静時痛に対する動的施行法(肩甲挙筋による演習)
運動時痛に対する動的施行法
結帯動作障害に対する動的施行法
III.MTAストレッチング
僧帽筋(頸部屈曲により僧帽筋に伸張痛が起きる場合の施行方法)
僧帽筋(頸部伸展により僧帽筋に収縮痛が起きる場合の施行方法)
最長筋(体幹屈曲により最長筋に伸張痛が起きる場合の施行方法)
腸肋筋(体幹伸展により腸肋筋に収縮痛が起きる場合の施行方法)
IV.症 例
脳血管障害後遺症による運動麻痺に対する治療
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