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青和大学の夏休み。 他の学生たちが就活関連で慌ただしそうにする中、 尚哉は遠山の事務所でバイトをすることになる。 そんな折、高槻のもとをフリーライターの飯沼が訪れた。 行方不明の男子高校生が遺体で発見された事件について、話があるという。 猟奇的なその事件は、高槻の過去の因縁につながりがありそうで……。 他、都市伝説「ひきこさん」と事故物件の物語に、掌編2編も収録。 高槻の過去に迫る民俗学ミステリ第10弾! 第一章 ミナシの家 第二章 消えた少年 【extra】花占い 【extra】向かいの家の猫の話
レビュー(42件)
嘘を聞き分ける耳を持ってしまった尚哉とちょっと残念なところがあるイケメン准教授高槻の民俗学をからめたミステリ10巻目。佐々倉を含む3人の関係が読んでいて微笑ましくて毎回楽しみに読み進めていたが、今回は第2章の消えた少年とextra2作ともに気持ちが深く深くえぐられる。
待望の続巻で、少しずつ話が進行しているところがいつも楽しみにしています。 高槻準教授の影の部分にどんどん近づいていってほしいです。
怪異の恐さと優しい世界が大好きです
沢村御影さんの怪異が恐いけど、限りなく優しい作品に引かれて全て購入、数回読んでいます。 高槻先生の危うさが描かれる様になると、深町君がしっかりしてきて、、健ちゃん、渉叔父さん、難波君、涙が出る程優しいね。「憧れの作家は人間ではありませんでした」の夏樹や人魚の沙絵さんが登場するともうワクワクが止まらない。 高槻先生達には幸せになって欲しいと願って止みません。でも長く続けて欲しい、、、 夏樹の相棒の吸血鬼さんはその内登場するのかな? 桜吹雪の中で高槻先生は「もう一人いた」のを見ましたから、澤村御影ファンはたまりません。 怪異の中の優しい世界が大好きです。
面白いです、本物と偽物があることがなかなかです。
毎回予約して購入してます。 最初の「ミナシの家」は、夜読んでると怖くなってしまうミニホラーだったかな!? 尚哉の成長ぶりも感じられた今作でした。 嫁にいった娘も大ファンで、毎回楽しみにしているようです。