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切々と愛弟子に訴える最後の訓戒 炎の教師、松蔭の遺書 読みやすい大文字版 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置まし大和魂 志高く維新を先駆した炎の思想家吉田松陰が安政の大獄に連座し、牢獄で執筆した『留魂録』。 愛弟子へ切々と訴えかける最後の訓戒で、死に直面した人間が悟り得た死生観を書き記した格調高い遺書文学の傑作を味読・精読する。 1 解題 2 留魂録 第1章 余去年己来心蹟百変 第2章 七月九日、初めて評定所呼出しあり 第3章 吾が性激烈怒罵に短し 第4章 此の回の口書甚だ草々なり 第5章 七月九日、一通り大原公の事 第6章 要諫一条に付き 第7章 吾れ此の回初め素より生を謀らず 第8章 今日死を決するの安心は 第9章 東口揚屋に居る水戸の郷土堀江克之助 第10章 堀江常に神道を崇め 第11章 小林民部云ふ 第12章 讃の高松の藩士長谷川宗右衛門 第13章 右数条、余徒らに書するに非ず 第14章 越前の橋本左内 第15章 清狂の護国論及び吟稿 第16章 同志諸友の内 〈付〉史伝・吉田松陰
レビュー(63件)
吉田松陰と親が同郷である事から、興味があり購入しようと思いました。 牢獄で書いた自伝という事で、生々しく、読み入ってしまいました。 吉田松陰という人物を、同じ日本人として誇らしく思えました。 今の自分よりも若いのに、吉田松陰の思想は凄く大人だし、凄いの一言!
解説が丁寧で分かりやすい
松陰神社で『留魂録』の写しを手に入れました。神社の解説は簡素化されすぎていて、もっと詳しく知りたいと思いこの本を購入。もっと松陰の素顔が知りたくなりました。
吉田松陰
とあるきっかけで、MY松陰ブームが訪れ購入しました。 処刑前日に書き上げたというこの「留魂録」。 漠然としか知らなかった松陰の生涯とその考え方を、 改めて知ることができました。
逆境に身を置くこと
すばらしい本でした。今の日本人に足りないものが沢山入っていて身につまされます。
吉田松蔭の遺書
何度も読み返すと意味が伝わってきます。 とにかく何度も読みましょう。